陥入爪と抗生物質

 

 

陥入爪と抗生物質について

陥入爪によって皮膚が傷つけられ、感染を引き起こしているという方には、抗生物質が処方されることがあります。

 

病院での診察を受けた場合、医師によって判断の仕方が異なるので、必ずしも抗生物質といった薬が処方されるわけではありませんが、症状の進行具合によってはその可能性もあるというわけです。

 

抗生物質とはいわゆる化膿止めのことで、傷口から細菌が感染して炎症が引き起こされているという場合、陥入爪を治す治療よりもまずは炎症と化膿を抑えなければなりません。

 

その際に、細菌の繁殖を抑え、強力に抑制してくれる抗生物質が処方され、その後に変形した爪を正常な形に戻す施術が行われるのです。

 

爪の角は皆さんが思っている以上に鋭く、刃物と同じようなものだと説明できるので、陥入爪によって引き起こされる物理的刺激を治すために、限られた期間の間に抗生物質を服用していきます。

 

なぜ限られた期間かというと、抗生物質は細菌を抑制するために、非常に強力な作用を持つ薬なのですが、漫然と服用し続けていると身体の中で耐性菌が生まれてしまうのです。

 

薬の力に弱い細菌は死滅するのですが、逆に薬に強い細菌が生まれてしまい、だんだんと薬の効能がなくなっていきます。

 

特にMRSAという耐性菌が発生すると、特別な抗生物質しか効かなくなるのです。MRSAは正常な方には全く異常がない細菌となっておりますが、免疫力が衰えていたり体力のない人には非常に危険な細菌なので注意しなければなりません。

 

もちろん、耐性菌が生まれないように自分でどうにかすることはできないので、抗生物質を服用するという場合は、きちんと医師の指示に従わなければなりません。

 

自分の判断で薬の量を増やしたり減らしたりしていると、思わぬトラブルが引き起こされてしまうので、用法と用量をしっかりと守ることが大切です。

 

中には副作用を怖がって勝手に薬の量を減らしてしまう方がいらっしゃいますが、実は薬には適した量があり、減らすことで副作用が引き起こされることも十分にあるので、注意してください。

 

さて、このような抗生物質はあくまでも炎症を抑えるための薬であり、陥入爪自体を完治させられるわけではないということを頭に入れておく必要があります。

 

抗生物質に限った話ではありませんが、皮膚科といった病院で処方される飲み薬や塗り薬の多くは細菌の働きを抑制するものであり、陥入爪自体には何も影響を及ぼさないのです。

 

 

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