陥入爪で歩けないことはあるの?
陥入爪によって親指が炎症を起こしたり膿んだりしているという場合、人によっては歩けないことがあります。
正常に歩けないほど症状が悪化することは稀なのですが、陥入爪を放置しているとこのような危険性があるということをきちんと把握しておかなければなりません。
陥入爪の症状は人によって異なるので一概には説明できませんが、傷つけられた皮膚から黴菌が侵入して感染を起こし、歩けないほどの痛みが生じていると説明できます。
基本的に、陥入爪によっていきなり歩けないほどの痛みが生じることはなく、だんだんと症状が進行する傾向にあるので、早めに対策を練っていれば悪化することはありませんが、「自然に治るだろう」ということで何も対処していないと、最悪の場合は足の指ごと切断しなければならなくなるのです。
このように、陥入爪は早期発見・早期治療が望ましいということがお分かり頂けるのではないでしょうか。
陥入爪で歩けないほどの痛みが引き起こされたのであれば、その前から何らかの前兆があったと仮定できるので、その段階で病院での診察を受けるべきです。
クリニックによって治療方針に違いが生じているので、一概に説明はできませんが、一般的に日帰りの陥入爪治療が行われております。
まずは、自然にクリニックに連絡を入れて予約を行い、歩けないほどの痛みが引き起こされているのであれば、公共の交通機関などを利用して病院まで足を運びます。
そして、施術内容の説明が行われてから足を洗浄し、陥入爪によって食い込んでいる爪の部分を切り取り、その部分の爪が生えてこないような手術を直ぐに行えるのです。
陥入爪の手術と聞くと、大掛かりなものであると考える方がいらっしゃいますが、爪を形成している爪母を切除するような手術は僅か30分程度で終わってしまいます。
人によっては術後に痛みが生じるかもしれませんが、医師から痛み止めが処方されるので、それを服用すれば大きな問題はないでしょう。
歩けないほどの痛みが引き起こされている場合、完治までに長い期間を要するかもしれませんが、症状を改善できないわけではないので安心してください。
中には病院嫌いの方がいらっしゃるかもしれませんが、そのような方は薬局で薬剤師の方に相談すると、今の自分に適した薬を教えてくれると思います。
しかし、歩けないほどの痛みが生じているのであれば、できる限り病院で専門的な治療を受けるべきです。